ウブレチド

【組成・性状】ジスチグミン(一般名)ウブレチド
錠5mg(剤形)

【効能・効果】神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難、重症筋無力症

【用法・用量】1日1回5mg

 

【禁忌】

【使用上の注意】
ウブレチド錠は、強力なコリンエステラーゼ阻害剤です。アセチルコリン過剰状態の初期症状は下痢、腹痛、縮瞳、呼吸困難、発汗、唾液分泌過多、徐脈などです。発現後は、ただちに投与を中止すべきです。重いと人工呼吸を要する状態にもなります。2004年6月、適正使用情報では、1日5mg1錠から開始、投与14日以内は厳重に観察、高齢者には慎重投与が強調され、添付文書にも追記されました。また、排尿障害の有効率は、5mgで76.1%、10mgで73.4%、15mgで74.4%とほとんど変わりません。血中濃度が定常状態になるのは約14日間です。初回から2錠(10mg)や3錠(15mg)投与している症例にコリン作動性クリーゼの副作用の報告が多い様です。5mg1錠で14日投与し、効果がない場合は、1週間程度様子をみて5mg1錠を追加というようにし、急な増量はさけてく ださい。

【薀蓄等】