レクサプロ
【組成・性状】エスシタロプラムシュウ酸塩(一般名)
錠10mg(剤形)
【効能・効果】うつ病
【用法・用量】1日1回10mg 夕食後
【使用上の注意】QT延長
【薀蓄等】初期用量が治療用量になっている(20mgまで増やせる)
ジェイゾロフト(SSRI)
【組成・性状】セルトラリン(一般名)
錠25mg
【効能・効果】うつ病
【用法・用量】1日1回25mg(初期量)1日1回100mgまで漸増
【使用上の注意】 増量(50〜100mg)しないと効かない。
【薀蓄等】 薬物相互作用、中断症候群ともに少なく、使いやすい。東日本大震災の時にどの抗うつ薬をのんでいるかわからない人には、有害事象が少ないバランスのいいジェイゾロフトが推奨されました。
パキシル(SSRI)
【組成・性状】パロキセチン
錠10mg
【効能・効果】うつ病
【用法・用量】1日1回20〜40mg 夕食後 1回10〜20mgより開始し、1週毎に10mg/日増量 1日40mgまで
【使用上の注意】 薬物の相互作用が多いので注意が必要。主にCYP2D6で代謝されるが、パキシルがCYP2D6を強力に阻害するので、自分の代謝酵素を自分で阻害しているわけです。パキシルを増量したときに、リニアに増加せず、急速に立ち上がって、30mgで頭打ちになるという非線形的なカーブを示すので少量でも効果、副作用が現れやすくなります。CYP2D6で代謝されるものに、リスペリドンやノバミン(錐体外路症状)があります。
【薀蓄等】 通常、抗うつ薬は、少量より始めて、様子を見ながら増量し、一定の量まで増やさないと効果がでませんが、パキシルは、初期量10mgでも効果の出る人がいるため切れがいいと言われます。
サインバルタ(SNRI)
【組成・性状】デュロキセチン
カプセル20mg
【効能・効果】うつ病
【用法・用量】1日1回40mg 朝食後 1日20mgより開始し、1週以上間隔をあけてに20mg/日増量 1日60mgまで
【使用上の注意】 20mgでは効かない。最低、40mgまでは増量
【薀蓄等】
レメロン(NaSSA)
【組成・性状】ミルタザピン
15mg
【効能・効果】うつ病
【用法・用量】1日1回15mg 就寝前より開始し、1週以上間隔をあけてに15mg/日増量 1日45mgまで
【薀蓄等】 効果は強い 眠たくなるので、イライラする人の睡眠薬としても使える(デパスの代わりに)