ミルセラ

【組成・性状】エポエチン ベータ ペゴル(遺伝子組換え)注
【効能・効果】腎性貧血
【用法・用量】保存期慢性腎臓病患者
(1) 初回用量1回25μgを2週に1回皮下投与する。
(2) 維持用量1回25~250μgを4週に1回皮下投与する。貧血症状の程度、年齢等により適宜増減する。

【薀蓄等】
腎臓は、赤血球の産生に関わるホルモンを分泌しています。このホルモンをエリスロポエチンと呼びます。腎不全患者ではエリスロポエチンが作れなくなるため、赤血球が少なくなって貧血を起こします。エリスロポエチン製剤の中でも、エポジンに対して、ポリエチレングリコール(PEG)と呼ばれる長い鎖をくっつけ、半減期を168~217時間(7.0~8.9日)と大幅に長くすることに成功したエリスロポエチン製剤になります。エポジンは、週に2~3回の投与が必要でしたが、投与期間を4週間に1回へと改善しました。(ただし、初回は2週間に1回の投与)