消化器といえば、第一内科の看板である「肝臓」ですね。僕は治外法権の「循環器」をやっていましたから集中砲火を浴びたことはありませんでしたが、院生にとっては教授回診は針の筵でしたね。花形は「消化管」でした。

肝臓

B型慢性肝炎
C型肝炎
アルコール性肝炎
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
薬剤性肝炎
原発性胆汁性胆管炎(PBC)
自己免疫性肝炎(AIH)
原発性硬化性胆管炎(PSC)
ジルベール症候群

 

胆嚢

 

膵臓

 

食道

 

消化管間質腫瘍(GIST)

 

大腸

虚血性大腸炎

急性出血性直腸潰瘍

歯状線近傍の下部直腸に潰瘍を来たし、突然無痛性の新鮮下血で発症します。脳血管障害が多く、慢性腎不全、心不全、大腿骨頸部骨折、肺炎などで、寝たきり(80%)の状態で起こります。長期臥床による直腸粘膜の血流低下や糖尿病や高血圧による動脈硬化が原因とされ、抗血小板薬や抗凝固薬の内服薬も関係している様です。腹痛など症状なく、突然の無痛性の新鮮下血を認め、出血性ショックになることもある。便塊を混じない。下部消化管内視鏡検査では、不整形、地図状、線状の潰瘍を1/3〜全周に認め、露出血管も見られることあり。潰瘍は単発、多発に見られる。治療は内視鏡的止血術をおこないます。

宿便性潰瘍

便塊が