道路が冠水してるところを大丈夫だろうと車で走ろうとすることはとても危険です。車のマフラーに水が入ると立ち往生してしまいます。30㎝くらいの低い水位でも30㎏の重さがかかり、車の中では踏ん張れず上半身だけで押さなければならないのでドアが開かなくなります。もし危険を感じたら窓は脱出できるように大きく開けておきましょう。

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もし車の中に閉じ込められたときは、ハンマーなどの堅いもので窓を割って出る。ハンマーがないときは、小銭をそろえてビニール袋に入れ、袋をねじって小銭を固定させてから、勢いよく窓ガラスにたたきつける。これで窓ガラスが割れるはずである。また車の座席のヘッドレストを取り外して棒の部分を窓ガラスの隙間に差し込んでテコの原理を使って、軽い力でガラスを割ることができるます。(しかし車種によっては差し込むスペースがないこともある)

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何も割るものがないというときでも、まだあきらめてはいけません。外側と内側の圧力が同じになればドアは楽に開くようになるで、車内いっぱい水が入ればドアが開きます。まずシートベルトを外して、逃げる準備をして待つ。空気が残り20センチ、車内天井まで水がせまったら、空気を思い切り吸い込んで、ドアを開けて脱出。車はどんどん水底へ沈んでいくのでもたもたしてはいけません。水の流れもあったりするので、助かるかどうかは、体力と運にかかってくる。(テレビ「伊藤家の食卓」で検証)

 

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(ブログ 月に雲影 花に風巻より)