喘息発作

重症度の判断が重要です。Wheezeの大きさとは無関係です(重症は音がしない、心室中隔欠損症の穴の大きさと同じです)SpO2 90%以下の場合は、原則入院です。一文話せないのは重症です。PEFR(ピークフロー)はうまいへたがあるので参考ではあるが、200L/min以下では重症です。

小児の場合は、重症喘息であっても健常者と比較して低酸素に対する呼吸性代償が弱く、呼吸苦の感じ方が鈍く、息苦しさが軽い、あまり訴えない場合があります。入院歴のある小児は一見元気そうにみえるので注意が必要です。

 

喘息発作時に補助的対応として酸素投与も考慮します。

年齢 ベネトリン/メプチン 生食
〜3歳 0.1mg 3ml
4〜8歳 0.2mg 3ml
9歳〜 0.3mg 3ml

β2刺激薬の吸入1回して効果なければ(中等度以上の発作)ステロイド点滴。
最後の手段は、ボスミン0.3ml 筋注(皮下注)

ここまでしても良くならなければ(気胸、肺炎の合併など)入院を考慮しましょう。