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かすみがうらマラソン2016

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4時間00分41秒 今回は、風にやられました。

今年のマラソンもいろいろありましたが、紆余曲折の末、かすみがうらマラソンに出ることになりました。残念ながら、今回もサブフォーの達成はかないませんでした。

マラソンシーズンは、まずは走るマラソン大会を決めるところから始まります。第一志望は、姫路城マラソン(倍率はおそらくは4倍ぐらい)で、滑り止めは、篠山マラソン(早い者勝ち)です。平成27年7月28日、世界遺産姫路城マラソン2016のエントリーが開始されました。エントリー期間は、8月31日まで、抽選なので慌てる必要はありませんが、さっそくエントリー。しかし、残念ながら9月18日に「落選」のメールが届きました。繰り上げ合格もあるかもしれませんとコメント付きでしたが、当てにはなりません。昨年も正規ではダメでしたが、アミノバリューの出走権が当たるキャンペーンで補欠合格となりましたので、それにかけるしかありません。しかし、ホームページ上では、待てども待てども「coming soon」今年も本当にあるの?って感じでした。11月4日は、午後8時から篠山マラソンの申し込みでしたが、診療が終わる時は憶えていたのですが、夕食後に患者さんからの電話の対応にばたばたしている間に、すっかり忘れてしまって、気がついたのは午後10時10分、直にインターネットで申し込みを行いましたが、既に先着10000人で、受付終了しましたとの活字が目に飛び込んできて、取り返しの着かない失態に、2時間ほど時間を遡らせることができればとしばらくは呆然としておりました。京都マラソンは既に申し込みが終了しているし(神戸や大阪は10月〜11月開催なので、4ヶ月前からとなると真夏から練習を開始しなくてはならないので、最初から応募しておりません。)走るマラソン大会がありません。自分も申し込んでおいて、こんなことを言う資格はないんですが、マラソンに出ること自体が難しい、この最近のマラソンブームの過熱ぶりは、ちょっと理解出来ない現象です。どうしようもない状況で「今年のマラソンは、諦めましょう」とちょっと喜んでいる自分もいるのですが、篠山マラソンが走れなくなったのは、自分の迂闊さが招いたことであり、このまま止めにするのは、ちょっとずるいかなという自分もいます。今、明らかなことは、近畿周辺では、もうマラソン大会はありません。しかし、全国津々浦々まで捜せば、出られる大会はあるかもしれませんが、マラソンおたくにまでは、ご勘弁をとの心境もあり、どうするか迷っておりました。たまたま、来年の4月17日に日本内科学会が東京であるので、関東付近で、マラソン大会をやっていないかなと思って検索して見たところ、茨城県の土浦で、かすみがうらマラソンが開催されることがわかり、日本内科学会に行く序でに、フルマラソンに参加するってのは、僕らしくて良いかなって、細く笑んだわけです。

日本内科学会は、分野としては取り扱うには範囲が広すぎて、4年に一度の日本医学会総会と同じようにほぼ純粋な学会としての機能は形骸化しており、ただ専門医を維持するために参加している様なものでした。その専門医も新しい制度に移行するにあたり、また試験を受け直すようなことになれば厄介ですし、東北大震災の影響で、日本内科学会が中止になり、専門医の点数も足りず、もう返上してもいいかなと思っていましたが、最近、新しい専門医制度も多少の名称変更はあるもののほぼ現状のまま移行することが決まり、東北大震災による足りず分は、1年間延長が認められ、今回、出席すれば更新が可能になったこともあり、しばらくは、内科専門医を継続することにしたわけです。12月2日、午前10時、診療を中断し、時報とともにネットから無事に、かすみがうらマラソンのエントリーが出来ました。これでやっとフルマラソンを走ることが決定したわけです。

さて、話は戻りますが、アミノバリューのキャンペーンは、11月12日にやっと公開され、一応、姫路城マラソンの出走権が当たれば、それにこしたことはないと、アミノバリュー入りの500円のレシートで2口応募しました。しかし、当選発表が待てども待てども届かず、12月23日にオレンジ色の手袋がアミノバリューのキャンペーン2等賞おめでとうございます。と書かれた紙といっしょに、郵便物で届きました。(昨年は、10月21日に当選メールあり)これって落選?よくわからない状況でしたが、その後もなんの音沙汰もなかったので、ダメってことでしょうが、いずれにしろ、4ヶ月前から準備に取りかかる(世界一の!「超楽」マラソン練習法)僕の場合は、年末に2月28日のマラソン大会の結果がわかっても、準備不足は否めません。ちなみに、僕のマラソン練習のバイブル、世界一の!「超楽」マラソン練習法で、数多くのレギュラー番組を担当する超多忙テレビマンが4ヶ月で成し遂げたフルマラソンの舞台は、奇しくもかすみがうらマラソンです。今回のマラソンが霞ヶ浦になったのもなにか不思議な縁を感じています。僕もこの本にあやかって、かすみがうらマラソンでサブフォー達成となることを夢見て練習開始です。

マラソンシーズンの開幕は、12月14日でしたが、マイコプラズマ肺炎でダウン(12月4日の錦織圭のコカコーラインターナショナルプレミアテニスリーグのチケットもおじゃんに)体調不良のため、ジョグ開始は12月24日にずれ込みました。

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平成28年元旦、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。昨年の紅白歌合戦の白組のトリは、昨年の紅白歌合戦の白組のトリは、マッチ?それはちょっとどうかなと思いましたが、それだけ年を取ったということでしょうか、久しぶりに紅組の勝利でした。昨年の夏の台風で登山道が崩落し、スポーツ21神岡主催の愛宕山元旦登山は中止となりましたが、自主参加で、約50名の方が登っておられました。神岡町内はうっすらと雲海に覆われて、幻想的な初日の出を拝むことができました。初詣は、神戸の湊川神社に行きましたが、大変な人出で参拝するのに1時間以上かかりました。2016年、申年は「大吉」でスタートです。

眠たい目を擦りながら、マラソンの練習は順調にこなし、1月2日いなみ新春万葉、1月10日武庫川新春ロードレース、1月31日たつの市梅と潮の香、2月28日そうじゃ吉備路、3月27日春の脚試しマラソン(加古川)のハーフを走破、ピーク時には、225km/月をクリアして、かすみがうらマラソンのスタートラインに立ったわけです。

午前8時 会場入り。
アクセスは、抜群で、土浦駅から歩いて5分ほどで川口運動公園に。総勢2万人を超えるランナーが集結。空は、分厚い雲で覆われて、不気味な暖かな風が吹いています。(天気予報は降水確率70%)

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ここで、かすみがうらコース紹介をしておきましょう。前半にアップダウンが続きますが、22kmを過ぎると後はゴールまでほぼフラットなコースです。ものまねアスリート芸人M高史(埼玉県庁 川内優希似 本人の公認は得ていないらしい。元駒沢大学陸上部 マラソン2時間40分)



日本で一番詳しいコースガイドを頭にたたきこんで、いよいよスタートです。午前10時、スタートの号砲が鳴ります。スタート地点までは5分ほどかかりました。スタートしてすぐの2㎞地点で長々と登る上り坂で、まず最初の難所です。体力に余裕のあるうちに対応出来るのが幸いして、なんとか体力の消耗を最小限にクリア。前半は、しばらく追い風が続き、ペースを上げたいとろですが、我慢我慢、フルマラソンでは、スタート前のウォーミングアップは、体力温存を優先し、ストレッチのみを行い、最初の2〜3kmをゆっくり走ることで体を慣らしていきます。5kmを過ぎてからは、キロ5分30秒前後で軽快に刻み、7.5kmの日立建機の最大のエイドステーションはスルーして15kmからの上り坂を登ると17.5kmの唯一の関門(2時間15分)があります。中間点を過ぎると一転、下り坂、これでアップダウンが終わって、霞ヶ浦脇を折り返した頃から、予報通り雨が降り出し、ビュービュー、ゴーゴーと猛烈な南風を真面に受けて雨が痛い。両側の田んぼからは、ケロケロ、グワグワ、ゲコゲコとカエルの大合唱。それでもまだまだ余裕のよっちゃんで、温存、温存と念じながらペースを守り、30kmを通過した時は、これはサブフォーいけそうと確信し「あ〜あと1時間ちょっとでこの楽しい時間も終わっちゃうな」という気持がよくわかりました。

徐々に靴やズボンもずぶ濡れになって重くなっていましたが、38キロ過ぎからはまともに正面から雨風が叩き付けてきて、向かい風に負けじと体を持っていかれそうになりながらもなんとか前に進みますが、行けども行けども吹きつける猛烈な向かい風には本当に心が折れそうでした。子供たち、おばあちゃんたちも暴風雨の中応援してくれてありがとうございます。足もぴくぴくと攣る兆候が出現、エイドステーションが(飲料とバナナ、あめなど)が2.5キロ毎にあるのは本当に助かります。芍薬甘草湯を内服

フルマラソン完走は5回目ですが、今回のかすみがうらマラソンは間違いなく最悪のコンディションでした。雨でペースが落ちることはありませんでしたが、風は即効でペースダウンを余儀なくされます。最初の1kmまでの混雑の中のタイムロス6分30秒/kmは仕方がないにしても、強烈な南風による失速は、6分を優に超え、最後の1kmを5分45秒でカバーしましたが、どうにも焼け石に水でした。

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前回の姫路城マラソンでは、終了後に全身痙攣状態になり、本当に大変でしたが、今回は、体の方は全然大丈夫で、靴下も片足立ちで脱げました。しかし、土浦駅に着くと、強風のため電車が運転を見合わせており、ホームは人に溢れ、新幹線に間に合うか心配になりましたが、50分遅れで動き始め、なんとか二つ目の電車に乗れました。しかし、ぎゅうぎゅう詰めの朝の通勤列車状態で、強風区間をトロトロ運転、東京上野まで1時間半近くかかって、みなさんフルマラソン走った後の思わぬ苦行にご苦労さんって感じでした。

上野から一駅、御徒町の燕湯に行きました。銭湯へ行くのは、大学時代以来で、中学生460円とあります。洗い場には石鹸がなく、そういえば、石鹸って、持参するんだったけと思いながら、番台で、石鹸30円を購入。日曜日の燕湯は薬湯らしく、褐色の熱いお湯に入り、やっと一息つきました。

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世界一の!「超楽」マラソン練習法のサブフォーのスゴ技のひとつに紹介されているのが、4時間のペースランナーを視界にとらえながら走ると書いてありますが、自分が並ぶブロックは持ちタイムの4〜5時間のブロックなので、今までにでスタート後、いくら捜してもそのランナーを見つけること自体でできていない、つまり追いつけない(おそらくは、最初から3時間半〜45分ぐらいのところを走っている)という現実があります。また、今回のようにほぼ完璧なマラソンを走ったにも関わらず、4時間が切れないということが起こるのは、我々「お気楽サブフォーランナーズ」にとっての理想は、あくまでもイーブンペースで走りきることであり、目標タイムが3時間59分30秒と余裕が30秒しかありません。長い42.195kmの道のりで、脚が攣る、トイレに行く、お腹が痛くなる、今回のような雨、風などの自然現象など、いろいろな不確定要素を考えると、サブフォーを確実に達成するためには、3時間半で走る練習をしていないと確実というわけにはいきません。しかし、これ以上、マラソンに時間を割くことはできませんし(できないというのはするつもりがないという意味ですが)堀先生(整形外科)からは、そんな体に悪いことは止めた方がいいと言われています。(昨年は、坐骨神経痛でお世話になりました)確かにハーフぐらいまでの距離は全然大丈夫ですが、やはりフルは過酷です。(今回の翌日のCPKは1101)明らかに膝には悪いことは間違いないでしょう。市民ランナーのひとつの目標でもあるサブフォーを達成していないことは少し心残りですが、フルマラソンは、これくらいで卒業してもいいかなあ。



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