「ストレスは、うまくコントロールするものです」

画像の説明
「ストレス」とは、外界からの刺激が、心や身体に及ぼす悪影響、それを排除しようとする防御力の総和である。  〜ハンス・セリエ〜

???・・・どういうことでしょうか。
外からの刺激、たとえば、悪口を言われて、あの人、嫌な人だなあと思うこと、暑い、寒いという感覚をつらい、苦しいと思うことが、心や身体に及ぼす悪影響です。人は、これらの外からの刺激に対していろいろに反応します。「くそっあの野郎、死んじまえ」「あ〜ゆう人もいるわな」「この暑さ、あ〜しんどい」「心頭滅却すれば火もまた涼し」反応は、人それぞれですよね。


画像の説明

苦しみ、悲しみ、怒りなどのネガティブな感情は、ストレスの最たるものでしょう。しかし、よく考えて見ましょう。たとえば、スポーツ、勝つために一生懸命頑張る、苦しい練習があってからこそ、勝った時の「喜び」がより実感できるのです。重たい荷物をもって自分の足で山を登るから、頂上へたどり着いた時の爽快感があるのです。悲しみは?もちろんない方がいいのかもしれません。しかし、身内を亡くしました。死の悲しみを知ってこそ、本当に相手を思いやる気持ちできあがるんです。愛というものがわかるんです。怒り?なくていいですか。嫌なことがあっても、いつもヘラヘラしていますか?おかしいでしょう。

ストレスは、その時点では嫌なもの、つらいものかもしれないけれど、あっていいんです。極端な言い方をすれば、なかったら困るんです。しかし、大きすぎても困るのがストレスなんです。つまり、ストレスは、なくすのもではなくて、うまくコントロールするものなのです。

一般的に、人生で一番大きなストレスは、身内の死と言われています。しかし、旦那さん(奥さんが)亡くなって、あ〜わたしの人生は終わりと言って、後を追うように亡くなる人もいれば、あ〜死んじゃったと言って、元気になる人もいます。つまり、同じ配偶者の死という出来事が起こったとしても、それをどう受け止めるかによってストレスの大きさが変わります。

ストレスのコントロールの方法には、3つあります。

画像の説明

(1)精神的、肉体的に鍛える
つまり、頑張るということですが、一見、ストレートで良さそうですが、長丁場になると、結構つらいです。自分の器を超えて、頑張りすぎるとつぶれてしまうし、ひとつ間違うと燃え尽き症候群の予備軍に?。基本的に大事なことですが、ほどほどに。

(2)ストレス解消法
皆さんはいくつ持っていますか?これを、たくさん持っている人が有利なようです。僕の場合は、寝ること、お風呂、ゴルフ(ストレスになっているという考え方も)マラソン、写真、旅行、温泉、音楽、飲み会、グルメ、ショッピング、映画鑑賞、ドライブ・・・etc 最も危ないのは、「ストレス解消法はお酒です」というタイプ。ひとつだけというのは、いつも酒に逃げて、結局はアルコール依存症まっしぐらです。気をつけましょう。

ストレス2

(3)ストレスの受け止め方を変える(考え方を変える)

画像の説明

プラス思考、楽天的に。僕のモットーである、しゃーないな、なんくるないさの精神、塞翁が馬であります。次元は全く違いますが、ノーベル賞を取った山中先生(整形外科)も手術が下手で邪魔中と呼ばれていなければ(謙遜でしょうが)町医者で終わっていたかもしれません。同じ辛いことが起きたとしても、どうしよう困ったなあと思うよりは、この経験はきっと自分に生きる、これで得られるものは何?と前向きにとらえることが大事です。そのためには、体調を整えておくことも大切です。

 

僕のストレスコントロールは、まずは、しっかり休む日(楽しみなこと)を用意しておくこと、楽しく仕事をするために、自分でなんとかこなせるであろうと思われる仕事量(ストレス)を課して、自己実現(自己満足?)を積み重ねていくこと。ストレスを楽しみましょう。適度なストレスが、心地よいのです。

ゴルフ雑誌を読んでいると「4つのメンタルタイプがプレーのスタイルを決める」という記事がありました。人の行動、生き様を4つのタイプに分けます。僕の場合は、明らかに自己肯定で他者におおらかで、Dのストレスフリータイプです。もともとストレスが少ない性格なわけです。互いを認め合い、マイペース(のんびり屋)で物事に取り組む。しかし、ややもすると意欲不足、目標レベルと下げて満足しがちになるので、気をつけなければなりません。

画像の説明

(石橋幸滋 講演会より)