糖尿病昏睡(高血糖)

口渇がある 下痢などの消化器症状

(1)糖尿病ケトアシドーシス

劇症1型糖尿病

自己免疫機序の明らかでない1型糖尿病を劇症1型糖尿病として日本から報告しました。(NEJM 2000)一般的な1型糖尿病は小児に好発しインスリン依存型となるのですが、この劇症1型糖尿病は成人そして妊娠中などに突然ケトアシドーシスとして発症し、高血糖ですが、HbA1cが高くないのが特徴です。膵臓外分泌腺が破壊され、アミラーゼ、リパーゼなどの膵酵素が上昇します。膵島関連自己抗体が陰性で、尿中および血中Cペプチドが枯渇しています。膵生検では、自己免疫1型糖尿病に特徴的な膵ラ氏島炎は認めず、膵島周辺の膵外分泌にリンパ球浸潤を認めます。

画像の説明

急性1型糖尿病の約20%、日本では年間300人ぐらい発症しているとされています。急性発症の1型糖尿病との鑑別は

即、紹介入院です。

(2)高血糖高浸透圧症候群