三太、逝く

佐野三太(サンタ)享年12歳

息子(当時、小学校1年生)の遊び相手にウエルシュコーギー(英)の子犬が、我が家に来たのは、平成12年12月のことでした。

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人見知りしない(番犬としては失格?) 無駄吠えしない、とても頭のいいおだやかな犬でした。

最近、はやりのペット様の待遇は用意されていませんでしたが(実は両親ともに世界チャンピオンの血統書付き)佐野内科ハートクリニックの癒し担当の看板犬としてりっぱに仕事をしておりました。

ピーナッツというアメリカの4コマ漫画があります。

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スヌーピーが、いつものように犬小屋の上で寝ていると、ルーシーといういじめっ子の女の子がやって来て、「あなたは人生を無駄に過ごしていると思うわ」と嫌みを言います。
スヌーピーは無視して黙っていますが、ルーシーが立ち去ると「その通り。でも、犬であるって事がフルタイムの仕事でね」と答えます。まさに、あるがままの根っ子が、生きていくのに最も大事であって、犬としての人生を全うしたと思っています。

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最近、少し歩くと息切れし、血液検査をするとヘマトクリットが80%もあり、入院となりました。精密検査の結果、心エコーで著明な心肥大と心室中隔欠損症が見つかり、心不全と診断されました。主治医の説明では、胎児期に穴がありますが、生まれた時に閉じなければならない穴が、閉じないでそのままになってしまった・・・?(これは心房中隔欠損症です)穴が小さいので、心雑音はしませんが・・・?(実際は、穴が小さい方が音は大きいのです。進行してアイゼンメンジャー化しているために雑音がしなくなっているのです)獣医は、循環器、消化器専門ですなんて言ってられないどころか、小児科も外科も整形も・・・全部診ないといけないし、 犬だけでなく、猫、ハムスタ、亀・・・まで、いろいろな動物を診なくてはいけないと思うと大変なことです。ちゃちゃを入れたい気持ちは抑えて、「ありがとう」と。
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自宅療養となり、退院した翌日、朝ご飯も普通に食べて、散歩にも行って、昼は犬小屋のまわりでうろうろしておりましたが、夜、妻が散歩に連れて行こうと20mほど歩いたことろで急に倒れて、数分後には呼吸停止、心停止となりました。(午後8時)おそらくは不整脈による突然死と思われました。

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三太の亡骸を前に、いろいろ思いおこしてみると 生来、運動が苦手で、いっしょに走っても1kmももたず、バテていたのは、決して足の短かさだけではなかったのかなと、ちょっとかわいそうなことをしました。

三太は、いつも僕の顔色をうかがいながら シッポを振って(シッポはありませんが)トコトコと寄ってきて、 愛らしい眼で上目づかいに見ながら、どんな時でも変わらず、同じように相手をしてくれましたが、いつも留守番ばかりで、眠たい時や忙しい時などは、散歩をめんどくさがったりしていながら、勝手なものだと思います。

妻の希望もあり、近くで自然に帰るほうがいいかなあと思い庭に土葬し、三太の木を植えました。安らかに。

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