ベネット

【禁忌】食道アカラジア 低カルシウム血症 高度な腎障害 妊婦
【組成・性状】リセドロン酸ナトリウム 17.5mg
【効能・効果】骨粗鬆症
【用法・用量】17.5mg錠を1週間に1回、起床時に十分量の水とともに経口投与する。

主な副作用は、胃の不快感(ムカムカする)便秘、上腹部痛などの消化器症状です。
胸やけ、飲み込みにくい、胸の痛み → 食道潰瘍、食道炎、食道裂孔
鳩尾の痛み、吐き気、黒色便 → 胃・十二指腸潰瘍
皮膚が黄色い、体がだるい、食欲不振 → 肝機能異常、黄疸
顎の痛み、歯のゆるみ、歯茎の腫症、歯茎から膿がでる → 顎骨壊死

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服薬指導
(1)朝起きた時の服用、服用後30分は飲食禁止なのは、胃の中に食べ物がない状態のほうが、薬の吸収が良いからです。

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(2)コップ1杯(約180ml)の水で服用するのは、薬が食道にとどまらせずに、胃に速やかに届けるためです。

(3)水または白湯で飲むのは、それ以外の飲料(ジュース、コーヒー、紅茶など)で飲むと、薬が十分に吸収されない可能性があるからです。(ミネラルウオーターで服用する際も外国産や海洋深層水などの硬度の高いものは避けて下さい)

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(4)服用後、少なくとも30分は横にならないのは、食道に止まったり、食道へ逆流したりするのを防ぐためで、薬剤が食道に残ると、粘膜を刺激して食道炎を起こす可能性があるからです。

(5)かんだり、溶かしたりしてはいけないのは、口腔咽頭を刺激する可能性があるからです。

(6)他の薬と同時の飲んではダメなのは、薬の吸収が低下する可能性があるからです。

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顎骨壊死

歯科医師との間で問題勃発、ちょっと気まずい雰囲気ですね。ビスフォスフォネートという薬剤が、顎骨壊死をおこすという記事がでました。(基本的には、顎骨壊死は、多発性骨髄腫や他の癌の骨転移の患者などで、骨に侵襲を及ぼす処置で起こる)歯科の先生方もしっかり対応して頂いているようですが、歯科受診時には必ず問診で「骨粗鬆症で薬を飲んでいるか」を聞いていただき、ビスホス製剤を3年以上服用しているあるいは、危険因子(糖尿病、肥満、喫煙、アルコール、ステロイド剤、抗がん剤、口腔内衛生不良)がある場合は、抜歯などはできるだけ避けて頂いた方が無難かもしれません。しかし、その発生頻度も1〜10万人に1人ほどで(報告バイアスで高い報告もあり)骨代謝回転を抑えすぎることが原因とされており、ビスホス製剤投与3年未満で、危険因子もない場合は、休薬しないで処置可能と思われます。

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